香港麺 新記

歴史

香港麺 新記。
ここには私が留学時代に夢中になった味があり、
さらに美味しく昇華した香港料理の姿があります。

1953年、香港に一軒の屋台が誕生しました。屋号は新記。
潮州味と呼ばれるその麺の美味しさが話題となり、屋台は連日大盛況。
やがて料理店として店舗をかまえ、創業以来、五十余年、現在もその伝統の味は多くの人々を魅了してやみません。

私が初めて新記の味に出会ったのは、香港中文大学在学中の1972年。
毎日通うほど、その美味しさの虜になりました。

「いつかこの味を日本で再現したい」 そんな想いを持ちながらも月日は流れたのですが、1994年に一念発起。
香港・新記の三代目袁 健新を日本に招き本格的な料理指導を受け、同年8月、世田谷・三宿に 日本で最初の香港麺 新記をオープンしたのです。

これまで日本にあった中華料理とは 一線を画す、潮州の味。

当初のメニューは麺類とかけご飯。しかしその後、運命の出会いによって新記の料理は広がりを見せます。
それは、現料理長・曽 国政との出会い。 潮州料理の料理人であった彼とのパートナーシップにより、数々の一品料理がメニューに加わったのです。
潮州の味は、これまでの日本にあった中華料理とは 一線を画すものです。あっさりとしていながら、確かに伝わる奥深いコク…誰もがくせになる味覚です。

自慢の香港麺とともに、魅力の香港料理をリーズナブルにご提供する香港麺 新記。
ここには私が留学時代に夢中になった味があり、さらに美味しく昇華した 香港料理の姿があります。
さあ皆様、心ゆくまでご堪能ください。

香港麺 新記 北浦 康有
1952年東京都生まれ。
1972年~1982年香港在住。

総料理長 曹 国政

総料理長 曹 国政
総料理長 曹 国政
1963年中国アモイ生まれ。
現地の調理学校を卒業後、香港籍の豪華客船などで経験を積み、1995年に来日、2002年から総料理長を務める。

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